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公開日 2024.04.30

【蓄電池】ダイヤゼブラ電機のEIBS7を価格から仕様まで徹底解説

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ダイヤゼブラ電機のEIBS7【蓄電池】を価格から仕様まで徹底解説

ここではダイヤゼブラ電機の価格や仕様を詳しく説明しています。

ダイヤゼブラの蓄電池の導入を迷っている方はもちろん、蓄電池の基本的なことも説明していきますので、参考にしてみてください!

蓄電池とは?

蓄電池とは?

蓄電池の種類として、「単機能(フレキシブル)型」と「ハイブリッド型」があります。

単機能(フレキシブル)型は、パワーコンディショナが太陽光発電システムと別々に設置されるタイプです。

これにより、太陽光発電システムを導入していない場合でも、単独で蓄電池を設置することが可能です。

また、ハイブリッド型と比較して導入費用が抑えられるのが特徴です。

一方、ハイブリッド型は、太陽光発電と蓄電池のパワーコンディショナが一体化しています。

太陽光発電システムをすでに導入している場合は、ハイブリッド型を選択することで、太陽光発電システムのパワーコンディショナも新しくすることができます。

そして蓄電池の導入にあたって価格相場を考える際には、本体価格と設置工事費用の両方を考慮する必要があります。

設置工事費用は通常20万円から35万円程度で、この金額に蓄電池本体の価格が加わります。

蓄電池の本体価格はメーカーや容量によって異なりますが、一般的には約60〜100万円(5.0〜8.0kWh)が相場です。
※メーカーごとによって価格は異なります。

したがって、販売価格総額は約80〜135万円程度となります。

ただし、配線工事費やその他の諸経費が別途かかる場合もあるので、見積書を入手する際には内訳金額も確認することが重要です。

一般的に蓄電容量が多く性能が高い製品ほど価格が高くなりますが、その分停電時の動作も良くなる傾向があります。

ダイヤゼブラ電機とは?

ダイヤゼブラ電機とは?

ダイヤゼブラ電機は、かつては田淵電機株式会社として知られていました。

田淵電機は業績悪化を経験し、その結果、ダイヤモンド電機株式会社との合意書を結び、ダイヤモンドホールディングスの子会社となりました。

同社は太陽光発電ではなく、主に蓄電池の製造を行っています。

さらに、住宅向け電子機器の製造も手がけています。

製品の価格帯は約100〜180万円で、その中でも人気のあるハーフアイビスは、蓄電容量を意図的に抑えることで低価格を実現し、140.9万円で提供されています。

一方、アイビスセブンはコストパフォーマンスに優れ、高い性能も兼ね備え、177.8万円で販売されています。

ダイヤゼブラ電機EIBS7蓄電池の基本情報

ダイヤゼブラ電機EIBS7蓄電池の基本情報
引用元:ハイブリッド蓄電システム EIBS7

ダイヤゼブラの蓄電池はEIBS7(アイビスセブン)と、EIBS(ハーフアイビス)の2種類あります。

ダイヤゼブラの蓄電池の特徴として、高効率であることが挙げられます。

ここではEIBS7について詳しくご説明していきます。

EIBS7は一般的な蓄電池と比べて珍しく、全負荷型のさらにハイブリッド型となっています。

高出力・大容量

ダイヤゼブラの蓄電池は200Vの出力にも対応しています。

なので停電などの非常時も安心してお使いいただけます。

これだけでなく、容量も7.04kWhと大きく作られているため、電気の消費が多いご家庭や、大きな住宅を購入される方におすすめです。

太陽光発電との相性がいい

ダイヤゼブラの蓄電池はハイブリッド型であり、この特性により変換ロスを抑えることが可能です。

通常の単機能型蓄電池では、太陽光発電で生成された電力を自家消費するまでには、変換が必要ですが、ダイヤゼブラの場合はその変換で生まれてしまう、約15%の無駄を削減できます。

これにより、電力の効率的な利用が可能となります。

ダイヤゼブラは他社とは異なり、太陽光発電を直接提供していません。

そのため、ダイヤゼブラの蓄電池はあらゆる太陽光発電システムに接続でき、幅広い環境に適用可能です。

よって、蓄電池の導入を検討している方々にとって、ダイヤゼブラはおすすめの選択肢となります。

停電時に多くの電化製品が利用できる

アイビスセブンは停電時に最大5,500Wの電力を利用できます。

これは、現在最も人気のある製品の電力が3,000Wであることと比較しても非常に高い数値です。

また、200Vの出力に対応しているため、非常時でも家の全電源を基本的に利用することができます。

ただし、これほど多くの電力を一度に使用する場合、それに対応する蓄電容量も必要になります。

そのため、蓄電池ユニットを2つ接続し、容量を増やすことが可能な手段も用意されています。

パワーコンディショナの種類が豊富

パワーコンディショナーの種類が5.5kW、8.0kW、9.9kWの三種類用意されているので、ご家庭に合わせて選ぶことができます。


スクロールできます
製品 容量
EHF-S55MP3B 単相5.5kW
EHF-S80MP4B 単相8.0kW
EHF-S99MP5B 単相9.9kW

参考資料製品をさがす | ダイヤゼブラ電機(田淵電機)のパワーコンディショナ(パワコン)・太陽光発電システム「EneTelus」

ダイヤゼブラ電機EIBS7の運転モード

ダイヤゼブラ電機EIBS7の運転モード

EIBS7には四つの運転モードがあります。

スマートモード、節エネモード、ノーマルモード、蓄電モードのそれぞれを以下で説明します。

スマートモード
スマートモードの導入により、アイビスセブンはかなり人気になりました。
一般的に蓄電池は1日1回の充放電が可能ですが、アイビスセブンは1日2回の充放電が可能です。
これにより、従来は選択しなければならなかった深夜電力と昼間の発電量のどちらかを貯めるという選択肢に加えて、両方の電力を貯めることができるようになりました。
これにより、電力の自給自足を実現しやすくなり、さらに節約効果も向上します。
また、充電時には蓄電池に貯めるための入力が必要ですが、アイビスセブンは他メーカーと比べて入力を大きくしているため、入力数値を超えた無駄を排除し、高速かつ大量に充電することが可能です。

節エネモード
昼間に太陽光発電で生成した電力を蓄え、夕方から夜にかけてその電力を優先的に使用するモードです。
これにより、電力会社からの電力購入を最小限に抑えることができ、電力料金の節約が可能です。

ノーマルモード
割安な深夜電力を貯めておき、それを朝から夜にかけて利用するモードです。
昼間の使用を除き、全ての電力を貯蔵するため、深夜料金が安く売電を重視する方に最適です。

蓄電モード
深夜と昼間に電気を貯め、その他の時間は停電に備えて待機します。
必要に応じて電力会社からの買電によっても充電を行います。
これにより、停電などの災害に備えることができます。

ダイヤゼブラ電機EIBS7のおすすめポイント

ダイヤゼブラ電機EIBS7のおすすめポイント

ダイヤゼブラ電機のおすすめポイントを以下にまとめました!

ダイヤゼブラの蓄電池は公表されたサイクル数が12000サイクルであり、この数字から推測すると、おおよそ33年間使用可能です。

計算方法→12000サイクル÷365日/年=32.9

一般的に蓄電池の平均寿命は15〜30年とされていますが、これはあくまで目安であり、実際の寿命は使用方法や周囲の環境によって多少前後する可能性があります。

しかし、平均寿命と比べても、ダイヤゼブラの蓄電池は非常に長い寿命を持つと言えます。

さらに、機器保証が15年と長く、サポート体制もかなり整っているため、安心してお使いいただけます。

音声案内により管理が簡単に

当社のパワーコンディショナーは、業界で初めて「音声お知らせ機能」を搭載しています。

これにより、停電時などには運転に関する重要な情報を迅速に把握することができます。

さらに、無料のサービスとして、システムの運転状態をスマートフォンで簡単に確認することができます。これにより、状況をいつでも確認できるようになりました。

蓄電池のメリット・デメリット

蓄電池のメリット・デメリット

メリット:電気を貯められる

太陽光発電と蓄電池の組み合わせにより、自宅で発電した電力を効率的に活用できます。

蓄電池を導入すると夜間や曇りや雨の日でも、事前に蓄えた電力を利用できます。

また、太陽光発電にはFIT(固定価格買取制度)があり、これは一定期間にわたって電力会社が一定の価格で電力を買い取る制度です。

FIT期間が終了すると、売電価格が大幅に下がり、売電による収入が減少します。

このような場合でも、蓄電池を導入することで無駄なく電力を活用できます。

太陽光発電システムと蓄電池の組み合わせにより、災害時にも頼りになる家庭を実現できます。

デメリット:リチウムイオン電池の劣化

リチウムイオン電池は使用により徐々に劣化します。

特に高温や過充電、過放電は劣化を早めます。

蓄電池の長寿命を維持するためには、充電を頻繁に行うことが重要です。

バッテリーを完全に空にしないことや、100%の状態で充電し続けないことも大切です。

充電量を40%〜80%の範囲に保つことが劣化を抑制するコツです。

また、高温状態も劣化を進めるので、設置場所は25度以下の涼しい場所を選ぶことが望ましいです。

蓄電池の選び方

蓄電池の選び方

蓄電池の選び方には、主に容量を元に選ぶことが非常に重要です。

適切な容量を選ばないと初期費用を回収できず、損をしてしまう可能性があります。

損をしないためにも、以下の方法で事前に確認し、選ぶようにしましょう。

容量や仕様が合うものを選ぶ

太陽光発電システムの設置容量を基準に、蓄電池の容量を選ぶ方法があります。

既に太陽光発電システムが設置されている場合は、1日の平均発電量から必要な電力使用量を差し引いた値を考慮し、適切な容量を選びます。

太陽光発電システムが設置されていない場合は、夜間に消費する電力を見積もり、その容量を検討します。

さらに、家庭の電力使用時間から必要な容量を逆算する方法もあります。

この場合、以下の計算式が利用されます:「出力(W)× 使用時間(時間)÷ 1000 = 電力量(kWh)」。

これにより、必要な容量を把握できます。一般的な家電製品の出力値を知っておくと、計算が簡単になりますが、製品によって異なる性能を考慮する必要があります。

最新の家電製品は省エネ性能が向上しており、消費電力が低い傾向にあります。

そのため、蓄電池の容量を最適化するためには、古いモデルの家電製品を買い替えて、省エネ性能の高い製品に置き換えることがおすすめされます。

売電量から最適な蓄電池の容量を選ぶ

蓄電容量を決定する際には、売電量から計算する方法も一つです。

売電量とは、太陽光発電で余剰となった電力を売却することで得られる利益を指します。

この売電量を把握するためには、売電明細の中で購入電力量を確認する必要があります。

その値を1ヶ月の日数で割ることで、1日分の売電量を算出できます。

ただし、季節ごとに日照時間が異なるため、売電量にも変動があります。

より正確な蓄電容量を知るためには、一年間の発電量を元に計算する方が望ましいでしょう。

家庭用蓄電池をお得に導入するには?(セットでの購入や補助金などを書いてください)

家庭用蓄電池をお得に導入するには?

ダイヤゼブラは太陽光発電のメーカーではなく、蓄電池のメーカーであるため、特定の太陽光発電メーカーが施工に優れているといったことはありません。

ただし、他社の太陽光発電システムとの連携が必要です。

さらに、ダイヤゼブラの蓄電池はハイブリッド型であるため、その施工に慣れている専門業者にお願いすることが適切です。

太陽光と蓄電池のセット購入だとお得に

現在、電気料金の高騰に対処するため、太陽光発電と蓄電池の同時導入が注目されています。

太陽光発電と蓄電池を同時に導入することで、発電した電力を蓄電池に貯めることができ、効率的な電力利用が可能になります。

太陽光発電は昼間にしか電力を生成できないため、天候の悪い日や夜間には電力会社から電気を購入する必要があります。

太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、余った電力を蓄えておき、天候の悪い時や夜間に使用することで、電気料金を削減できます。

また、太陽光発電に関連する補助金の一部は、蓄電池の導入が条件となっている場合もあります。

さらに、国や自治体からの蓄電池に関する補助金もあり、セットで導入することで経済的にもメリットがあります。

このことから蓄電池は太陽光発電とセットで設置することで、みなさんにとってプラスになります。

今蓄電池の設置を考えている方は、ぜひこの機会に太陽光発電の設置も検討してみてください!

補助金を活用しよう

この記事を読んでいる方で太陽光発電には補助金制度があることは知っているけど、蓄電池にも補助金制度があることを知らない方もいるかと思います。

そんな方はぜひどんな補助金制度なのか、どのくらい負担が少なくなるのか見て下さい!

補助金制度は国が行なっているものと各自治体が行なっているものがあります。

※情報が公開されましたら順次更新予定です。

2024年度における現時点で国が行なっている補助金は以下の通りです(2024年3月22日現在)

「子育てエコホーム支援事業」
「家庭・業務産業用蓄電システム導入支援事業(DR補助金)」

その他にも、これまで展開されてきた経済産業省による需要家主導補助金や、環境省が実施するストレージパリティ補助金など、代表的な補助金は2024年度も提供される見込みです。

「子育てエコホーム支援事業」は、去年まで「こどもエコ住まい支援事業」という名前で行っていた事業で、内容はほとんど変わりはないのですが、ZHE住宅に対しての補助金制度は2023年ですでに終了しています。

「子育てエコホーム支援事業」で受けられる補助金内容は3つあり、「注文住宅の新築」、「新築分譲住宅の購入」、「リフォーム工事」でその中で蓄電池を設置した際に受けられる補助金制度は、「リフォーム工事」の中の「エコ住宅設備の設置」の内容に該当します。

蓄電池の台数にかかわらず、1戸あたり64,000円が補助額になります。

どの蓄電池の商品でも補助金が受け取れるかというと、そういうわけではないので確認しておきましょう!

補助金対象となる蓄電池の商品は、定置用リチウム蓄電池で、一般社団法人環境共創において令和4年度以降に登録・公表されている蓄電池になります。

ここでは、蓄電池の補助金制度の簡単な内容をお伝えしましたが、詳しい内容はこちらの記事を見ていただければと思います!

信頼できる施工会社の見極め方

信頼できる施工会社の見極め方

どの会社がいいのかは実際のところ見分けるのが難しいかと思います。

ですが、ポイントを押さえておくだけで何も知らない状態で決めるより少しは安心して契約してもらえるかと思います。

押さえておきたいポイント1つ目

押さえておきたいポイントの一つ目は施工実績が豊富であるかどうかです。

これは、ホームページを見るとすぐにわかります!

会社は自信があるから実績を載せているかと思いますので、確認してみるのは失敗しない一つのポイントと言えます。

なので、実績がわからない、どんな資格を持っている人がいるか情報が書いていない、ホームページの内容が薄いなどの会社は避けることをおすすめします!

押さえておきたいポイント2つ目

二つ目のポイントは質問や相談に積極的かつ親身になって対応してくれているかです。

蓄電池を設置される方は、わからないことや不安なことだらけだと思います。

その気持ちに寄り添ってない会社や、質問した内容が曖昧だったり、対応が淡々としている会社は例え、値段が安くても設置ミスがあったり何か困ったことがあっても対応してもらえないなどのトラブルを招く場合があります。

安さだけで決めるのは避け、相談にちゃんと乗ってくれる会社を選びましょう!

押さえておきたいポイント3つ目

三つ目のポイントは、見積もりの内容がわかりやすく、細かい内容も記載されているかがポイントです。

このポイントは初めの方からしたらわかりにくいかと思います。

ですが、重要なのでチェックしておきましょう!

チェックするポイントをまとめました!

①合計金額が税込なのか税抜なのか
②工事内容の欄が「一式」でまとめられていないか
③使用する品番やメーカー、商品名がきちんと記載されているか

見積もりをお願いした際は、この3つを確認しておきましょう!

もし記載がない場合は業者の人に確認することも忘れないようにして、答えてくれない会社はやめておきましょう!

以上、見分ける際に必要な3つのポイントをお伝えしました。

蓄電池を検討されている方はぜひ、複数の会社から見積もりを出してもらってから見分けるようにしましょう!

まとめ

まとめ

ここまでダイヤゼブラの蓄電池、EIBS7について詳しくご説明してきました。

太陽光発電のシステムを販売しておらず、蓄電池のメーカーになるので、蓄電池のプロフェッショナルといっても過言ではないでしょう。

ご家庭にあった蓄電池を選んでいただく為に、使用電力に合わせて、容量を選んだり、メーカーによる特徴を踏まえ、どれが一番効果的に電力を使うことができるかを検討しましょう。

今後も続く可能性がある電気代の高騰を想定した際にも蓄電池は強い味方になるはずです。

太陽光や蓄電池を含めた家づくりにお悩みなら、ぜひ一度住まいるエコ本舗へご相談ください。

最後までご覧いただき、誠にありがとうございました!

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監修:難波博司
(太陽光発電プロコンサルタント)

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