家庭用蓄電池の性能比較｜主要メーカーの特徴と選び方を解説

お役立ち情報 2025年05月08日

監修：難波博司(太陽光発電プロコンサルタント): 蓄電池や太陽光発電に関する記事を多数監修しています。技術的な内容をわかりやすく伝えることを大切にし、お客様が納得して導入できるよう、日々サポートしています。

「家庭用蓄電池を導入したいが、どのメーカーが良いのか分からない」と感じていませんか。

本記事では、主要メーカーごとの性能や特徴を徹底比較します。さらに、家庭に最適な蓄電池を選ぶための重要ポイントも解説します。

この記事を読むことで分かること：

これから、後悔しない蓄電池選びのための情報を順番に見ていきましょう。

家庭用蓄電池とは？基本性能と導入のメリットを解説

家庭用蓄電池は、電力を蓄えて必要なときに使用できる装置です。停電時のバックアップや電気代の節約に役立ちます。

特に太陽光発電と併用すると、高い効果を発揮します。

蓄電池の主な役割は、発電した電力を蓄え、必要に応じて家庭に供給することです。

昼間に発電した電力を夜間に使うことで、電力会社からの購入電力量を減らせます。

また、停電時には冷蔵庫や照明、通信機器などの生活必需品に電力を供給します。災害時の備えとしても有効です。

さらに、深夜電力など安価な電力を充電し、電気料金が高い時間帯に使用することで、電気代の削減にもつながります。

家庭用蓄電池には、停電対策や節約だけでなく、多くの利点があります。ここでは代表的なメリットを紹介します。

これらのメリットを活かすためには、家庭の電力使用状況やライフスタイルに合った蓄電池を選ぶことが重要です。

導入前には専門業者と十分に相談し、最適な機種を選定しましょう。

家庭用蓄電池を選ぶ際には、各メーカーの製品性能を比較することが重要です。容量や出力、寿命、価格など、さまざまな観点から検討しましょう。

蓄電池の容量と出力は、使用可能な電力量と供給できる電力の大きさを示します。家庭の電力使用状況に応じて、適切な容量と出力を選ぶことが大切です。

出力についても、使用する機器に合わせて選定する必要があります。

高出力が必要な機器を使用する場合は、対応する出力の蓄電池を選びましょう。

蓄電池の寿命は、充放電回数や使用環境によって異なります。一般的には、6,000〜12,000回の充放電が可能とされています。

保証条件もメーカーによって異なるため、導入前に確認しておくことが重要です。

保証期間や保証内容を比較し、安心して使用できる製品を選びましょう。

蓄電池の価格は、容量や機能、メーカーによって大きく異なります。以下は、主要メーカーの価格帯の一例です。

メーカー	容量（kWh）	価格帯（税抜）	特徴
ニチコン	11.1	120〜150万円	全負荷対応で災害時も安心
京セラ	7.4	110〜140万円	ハイブリッド型で柔軟な運用が可能
オムロン	6.5	90〜130万円	HEMS連携でエネルギー管理がしやすい
田淵電機	9.8	100〜135万円	高出力対応でエアコンも可