オムロンの蓄電池について、会社概要から、蓄電池の特徴や価格相場、さらにメリット・デメリットまで詳しく説明します。

ぜひ蓄電池を検討されている方や、導入前の参考にして下さい！

オムロンは日本のメーカーであり、制御機器事業、ヘルスケア事業、社会システム事業、その他にも沢山の事業を行っています。

オムロンの蓄電池の特徴

暮らしに合わせてカスタマイズできる

・停電などの災害時に備えたい
全負荷対応型ハイブリッド蓄電システムを導入することで、災害時や停電時に備えて、システムは14:00〜20:00の間においても、エアコン、照明、家電などの消費電力を合計7kWhまで使用することが可能です。
この目安に基づくと、エアコンや照明、冷蔵庫を同時に6時間使用することができます。
さらに、夜間でもシステムは満充電を維持し、朝の電力使用量が多い方にもおすすめできます。
このような機能は、安心して日常生活を維持するために不可欠であり、特に緊急時には頼りになります。

・売電収入を得たい
太陽光パネルをすでに設置している方は、単機能蓄電システムを後付けすることで売電収入を得ることができます。
1日の平均発電量は約16.5kWhで、四人家族の1日の平均電力使用量は約14kWhです。
システムは安価な深夜電力を充電し、昼間には太陽光発電から充電します。
また、余剰電力を売電することができます。
これにより、自宅での電力消費を最適化しながら、余った電力を売却することで収益を得ることができます。

・環境に優しく、再生エネルギーを使って生活したい
大容量かつハイブリッドの蓄電システムを選ぶことで、オール電化の生活を実現することが可能です。
完全自家消費を実現するためには、十分な発電量が必要ですが、大容量の蓄電容量があれば、発電した電力を貯めることができます。
これにより、電力が余っているときに貯めておき、電力が不足しているときに使用することができます。
大容量の蓄電容量は、効率的な電力利用を促進し、エネルギーの有効活用を可能にします。

システムから選ぶことができる

・太陽光発電を既に設置している方や、蓄電池のみを使用したい方
単機能蓄電システムが選択肢としてあります。
既存の太陽光発電との組み合わせに合わせて、マルチパワーコンディショナと蓄電池ユニットを後付けすることが簡単にできます。

・太陽光発電をこれから設置する方や、既に設置しているがPVパワーコンディショナを置き換える方
このような方達はハイブリッド蓄電システムが適しています。
このシステムは経済的なメリットを享受しつつ、停電時にも最低限の生活を送ることができます。
定格出力以上の電力を発電した場合には、余剰電力を蓄電池に貯めることができます。
停電時に快適な生活を送るためには、全負荷対応型のハイブリッド型を選択することが重要です。
全負荷型を選ぶことで、家庭内の全ての家電を使用することが可能です。

小型で置き場所に困らない

蓄電容量が16.4kWh、9.8kWh、6.5kWhの各タイプは、屋内外の両方に設置することが可能です。

コンパクトな設計により、屋内でも場所に困ることなく設置できます。

さらに、屋内設置が可能なため、重度の塩害地域でも安心して設置することができます。

この特長により、さまざまな環境下で柔軟に活用でき、信頼性の高い電力供給を確保できます。

三種類の運転モードがある

売電を優先する「経済モード」、停電に備えて充電を優先する「安心モード」、自家消費を優先する「グリーンモード」などがあります。

何を優先するか、家庭によってモードを切り替えて、蓄電池を効率的に使用しましょう。

オムロンの蓄電池の種類

KPBP-Aシリーズ

KPBP-Aシリーズの一つであるKP-BU164-Sは、16.4kWhという大容量の蓄電池でありながら、非常にコンパクトなサイズであり、1010mm×490mm×295mmという小型設計になっています。

このコンパクトさにより、設置スペースを取らずに利用することができます。

また、サイクル数も11000回と非常に耐久性に優れており、オムロン製品の中でも最長クラスです。

さらに、同シリーズの9.8kWhタイプは壁掛け設置することも可能です。

KPAC-Bシリーズ

KPAC-Bシリーズは、1日に何度充放電を行なっても、15年間保証される信頼性を持ちます。

15年後も容量の70％以上が保証され、長期にわたって安定した性能を提供します。

1日2回の充放電を行うことで、1.5サイクルの製品と比較して約2.2倍の総充放電量を実現します。

さらに、蓄電池の状態をスマートフォンやパソコンでリアルタイムにチェックすることが可能であり、異常が発生した場合にはメールでのお知らせ機能も備えています。

これにより、迅速な対処が可能となり、安心して蓄電池を利用することができます。

オムロンの蓄電池の価格相場

KPBP-Aシリーズでは、工事費込みの価格が以下の通りです。

6.5kWh：約170万円
9.8kWh：約190万円
16.4kWh：約300万円

一方、KPAC-Bシリーズの機器セットについては、メーカー小売価格が以下の通りです。

機器セットの内容としては、パワーコンディショナ、蓄電池ユニット、蓄電システム用ゲートウェイ、特定負荷用分電盤が含まれています。

KPAC-B-SET-1: 2,870,000円
KPAC-B-SET-2: 3,020,000円

他メーカーの類似製品と比較して、価格は若干高いかもしれませんが、その分容量やコンパクトさが評価されています。

オムロンのおすすめの蓄電池

KPBP-Aシリーズ　16.4kWh

かなり大容量にも関わらず、かなりコンパクトで、屋内・屋外設置兼用なのも魅力的です。

室内の導入でも圧迫感がないように設計されているので、寒冷地や塩害によって地区園地の設置を悩まれている方にもおすすめの製品です。

特徴としては、ライフスタイルに合わせて、システムやモードを選ぶことができます。

かなり豊富な種類があるので、ご家庭に合ったものが見つかるのではないでしょうか。

オムロンの蓄電池を安く買う方法

太陽光発電と蓄電池のセット購入だとお得に

現在、電気料金の高騰に対処するため、太陽光発電と蓄電池の同時導入が注目されています。

太陽光発電と蓄電池を同時に導入することで、発電した電力を蓄電池に貯めることができ、効率的な電力利用が可能になります。

太陽光発電は昼間にしか電力を生成できないため、天候の悪い日や夜間には電力会社から電気を購入する必要があります。

太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、余った電力を蓄えておき、天候の悪い時や夜間に使用することで、電気料金を削減できます。

また、太陽光発電に関連する補助金の一部は、蓄電池の導入が条件となっている場合もあります。

さらに、国や自治体からの蓄電池に関する補助金もあり、セットで導入することで経済的にもメリットがあります。

このことから蓄電池は太陽光発電とセットで設置することで、みなさんにとってプラスになります。

今蓄電池の設置を考えている方は、ぜひこの機会に太陽光発電の設置も検討してみてください！

補助金を活用しよう

この記事を読んでいる方で太陽光発電には補助金制度があることは知っているけど、蓄電池にも補助金制度があることを知らない方もいるかと思います。

そんな方はぜひどんな補助金制度なのか、どのくらい負担が少なくなるのか見て下さい！

補助金制度は国が行なっているものと各自治体が行なっているものがあります。

2024年度における現時点で国が行なっている補助金は以下の通りです（2024年5月21日現在）

①「子育てエコホーム支援事業」
「子育てエコホーム支援事業」とは、エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯に省エネ設備の取得を支援するための補助金事業です。

◆補助金額は蓄電池の台数にかかわらず、1戸あたり64,000円になります。

②「家庭・業務産業用蓄電システム導入支援事業（DR補助金）」
「家庭・業務産業用蓄電システム導入支援事業（DR補助金）」とはカーボンニュートラルを目指して蓄電池などの電力の安定供給及び再エネ設備の更なる導入促進を応援するために国が用意した補助金事業です。

◆補助金額の上限は６０万円です。

③「経済産業省および環境省によるZEH・ZEH-M補助事業」
こちらは蓄電池のみを対象としたものではなく、新築の戸建てをZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）にした場合に出る補助金です。

新築戸建てをZEH性能で建築し、さらに蓄電池を導入する場合に追加でKWhあたり2万円（補助対象経費の1/3又は20万円のいずれか低い額を加算）が補助されます

これらの補助金はそれぞれ条件がありますので詳しくは別の記事にて紹介しております。

補助金制度の詳しい内容はこちら

• 【2024年】最新版！蓄電池の補助金について知っておくべきこと

オムロンの蓄電池の評判

オムロンの製品を提案する会社が少なく、取り扱っていない場合が多いため、導入コストが高くなることがあります。

しかし、オムロン製品の性能は非常に優れており、導入した利用者からは高い満足度が報告されています。

特に、蓄電量や発電量をスマートフォンでリアルタイムに確認できる機能や、コンパクトな設計による利便性が高く評価されています。

ただし、これらの優れた性能や機能にもかかわらず、なかなか導入まで辿り着かない状況が現実です。

オムロンの蓄電池のよくある質問

Q：他メーカーの太陽光発電システムと接続することはできますか。
A：直流入力の範囲内であれば、パネルの構成、容量関係なく接続することができます。
過積載にも対応しています。

Q：スマホから蓄電池の状態を確認できますか？
A：ほとんどの蓄電システムが、無料のモニタリングサービスを利用することで、確認することができます。

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また、定期的なメンテナンスにも対応しており、長期間にわたってお客さまの安心をサポートしています。

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相談やアドバイスを無料でおこなっておりますので、お悩みの方はぜひお問い合わせください。