太陽光発電を設置しても電気代が思ったほど安くならない…そんな話を耳にすることがあります。
しかし、実は太陽光発電の恩恵をしっかりと受けるためには、ちょっとしたコツが必要です。
この記事では、太陽光発電の導入後に電気代を節約する6つの効果的な方法をご紹介します。
太陽光発電が電気代を下げる理由や、導入する際の費用についても触れていきます。
太陽光発電の設備導入を考えている方は、ぜひこの情報を参考にしてください。
太陽の力を最大限に活用して、電気代を賢く節約する方法を見ていきましょう!
目次
- 1 太陽光発電が思ったより電気代を下げない理由
- 2 蓄電池を置くことで電気代が高くなる2つのケース
- 3 太陽光発電で電気代が安くなる3つの理由
- 4 「太陽光発電で電気代が安くならない!」を防ぐ6つのポイント
- 5 太陽光と蓄電池のセットで節約になる2つの理由!
- 6 電気代が安くなる蓄電池メーカー3選
- 7 知っておきたい!導入にかかる費用とその対策
- 8 太陽光発電の導入に必要な設備と金額
- 9 太陽光発電・関連設備に対する補助金
- 10 結局どうなの?蓄電池がおすすめな人とおすすめできない人
- 11 太陽光発電が注目される理由は?
- 12 蓄電池の電気代に関するよくある質問
- 13 蓄電池は条件を満たせば電気代が安くなる可能性が高い
- 14 太陽光発電で電気代実質ゼロを目指すには
- 15 まとめ
太陽光発電が思ったより電気代を下げない理由
2024年以降も電気代の高騰が続く見込みです。
この問題の主な原因はいくつかあります。
まず、化石燃料の高騰が挙げられます。
世界的なエネルギー需要の増加や供給不足により、化石燃料の価格が上昇しています。
これにより、電力会社が発電にかかるコストが増加し、その影響が電気料金に反映されています。
さらに、円安も電気代高騰の要因として挙げられます。
日本のエネルギー政策において、一部のエネルギー資源は海外から輸入されています。
円安の影響で輸入コストが上昇し、これも電気料金の上昇につながっています。
また、異常気象による電力需要の増加も電気代高騰の要因です。
気候変動で異常気象が増え、夏の高温や冬の寒さで冷暖房が必要になり、電力需要の急増します。
このようなピーク時の需要に対応するため、電力会社は追加の発電施設を稼働させる必要があり、
これにかかるコストも電気料金に反映されます。
これらの問題はすぐに改善されるものではないため、今後も電気代の高騰は続く見込みです。
結果、電気料金に対処するために、節約や効率的なエネルギー利用に取り組む必要があります。
夜間は太陽光発電できず電気代節約に影響
夜間には光が完全にないわけではなく、わずかな光エネルギーでも発電可能です。
しかし、そのエネルギーはパワコンを動かすために必要な電圧にまで達しません。
そのため、基本的に夜間は発電が行われません。
悪天候で太陽光発電の効率が下がる
想像される通り、悪天候で太陽光発電の効率が低下することは理解できるでしょう。
雪や大雨はその例ですが、実は真夏も太陽光発電の効率が低下します。
高温になりすぎると、発電効率が低下する様々な問題が生じます。
また、曇りや雨の日でも太陽光発電は行われますが、発電量には差が生じます。
曇りの日は通常の発電量の約4〜6割程度、雨の日は約1〜2割程度になることがあります。
蓄電池を置くことで電気代が高くなる2つのケース
太陽光発電システムの発電効率が低下すると、節約効果も低下します。
電気代が元々高くない家庭では、大幅な節約は望めず、設置費用の回収が難しくなります。
以下で詳しく説明いたします。
ケース1:太陽光発電と併用していない
蓄電池に溜めた電気を使う分だけの節約になるので、意外と電気代を減らすのが難しいです。
しかし、昼間に太陽光で発電した電気を蓄電池に貯めると、その分の充電費用はかかりません。
さらに、電気料金のプランを上手に選べば、もっとお得になります。
例えば、夜の電気料金が安いプランにしておくと、昼間は太陽から作った電気を使います。
そして、夜は安くなった電気を蓄電池に溜めて使えばいいわけです。
そうすると、電気代をかなり抑えることができます。
太陽光発電ありなしのシミュレーション結果
東京で家族4人が、太陽光発電と蓄電池を一緒に使うとします。
そうなると、蓄電池だけよりも電気代を1年で約49,320円削減できます。
夜は蓄電池を充電して、昼間の高い電気代の時間帯に使います。
太陽光発電があれば、この充電コストがタダになるので、電気を賢く使いさらに節約できます。
・東京都:スマートSプラン
・充電:夜間
・放電:ピークタイムの昼間
・太陽光発電の削減効果:6kWh(2kWシステム)
・蓄電池の削減効果:5kWh
スクロールできます
蓄電池のみ | 太陽光発電×蓄電池の併用 | |
---|---|---|
充電にかかる費用 | 140.3円(28.06円/kWh) | 0円(太陽光発電に依存) |
太陽光発電の電気代削減量 | 0円 | 35.96円(35.96円/kWh) |
蓄電池の電気代削減量 | 179.8円(35.96円/kWh) | 140.3円(28.06円/kWh) |
1日の削減量 | 約40円 | 約177円 |
1か月の削減量 | 約1,200円 | 約5,310円 |
年間の削減量 | 約14,400円 | 約63,720円 |
差額 | – | 約49,320円 |
※電気代は端数切り上げ
蓄電池のみの場合でも、1年間で14,400円節約できます。
ですが、そこに太陽光発電を加えるとなんと63,720円節約できます。
太陽光発電と蓄電池を上手に組み合わせると、電気代をかなり抑えることができます。
蓄電池だけの運用だと節約の実感は少ないので、やはり太陽光発電との併用をおすすめします。
参考資料経済産業省
ケース2:太陽光発電の発電量が低下している
太陽光発電の力が少しずつ弱まると、電気代が上がる可能性があります。
家で使う電気が足りなくなり、より多くの電気を電力会社から買わなければいけないからです。
たくさん電気を作れたとしても、うまく活用できなければ、節約にはつながりません。
太陽光発電は毎年効率が落ちていくため、10年も経つと全体の5%から10%しか電気を作れなくなります。
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原因 | 補足説明 |
---|---|
日照不足 | 太陽光不足 |
高温 | 高温による発電効率の低下 |
雪や氷 | 雪や氷による太陽光不足 |
太陽光パネルの汚れ | 汚れによる太陽光不足 |
パワコンの劣化 | 劣化による発電量の低下 |
配線の不良 | 配線の接触不良による発電量の低下 |
この中でもパワコンの劣化や故障による、変換効率の下がり方を、案外見落としてしまいます。
太陽光発電で電気代が安くなる3つの理由
太陽光発電によって、なぜ電気代が安くなるのか、もう一度見てみましょう。
発電した電気を利用すれば電気を購入せずに済む
電気を多く使うと、支払い額が少しずつ増えますが、太陽光発電を導入すると自家発電が可能になり、外部からの電力購入が減り、電気代を削減できます。
また、余った電力は売ることもでき、太陽光発電への投資を少しずつ回収し、家計に余裕を持たせることができます。
購入する電気代が減ると、電気料金自体の単価が安くなる
電気をたくさん使うほど、一つ一つの電気の値段も少しずつ高くなります。
例えば、東京電力の従量電灯Bだと、電気の使い方によってこのように値段が変わります。
・最初の120kWhまで、1kWhごとに30円
・120kWh〜300kWhまで、1kWhごとに36円60銭
・300kWh以上、1kWhごとに40円69銭
ですから、どれだけ電気を使うかをうまく調整すれば、電気代を少しでも安くできます。
少しでも節約し、お財布に優しい生活を目指しましょう!
使用する電力量が少なくなればなるほど再エネ賦課金も安くなる
電気代は、大きくわけて3つの部分から成り立っています。
・基本料金:これは毎月一定の料金で、使った電気の量には関係ありません。
・電力量料金:これは使った電気の量によって増えていく料金です。
・再エネ賦課金:再生可能エネルギーの普及を目指して支払う特別な税金のようなもので、これも電気をたくさん使うほど高くなります。
特に、この「再エネ賦課金」は、太陽光や風力といった、クリーンエネルギーをもっと使いやすくするための費用です。
太陽光発電をうまく活用して家の中で使う電気量を減らせば、この支払いも少なくできます。
太陽光発電を始めると電気代だけではなく、環境にやさしい生活にも一歩近づくことができます。
さらに、太陽光発電には、電気代を減らすだけではなく、他にメリットもあります。
例えば、災害があった時にも力を発揮しますし、地球の環境を守る手助けにもなります。
これから家を建てるなら、ぜひ「ZEH(ゼロエネルギーハウス)」を目指してみてください。
そうすることで、未来に向けてさらにエコで快適な家づくりができるはずです。
「太陽光発電で電気代が安くならない!」を防ぐ6つのポイント
太陽光発電がある家でも「電気代が思ったほど安くならない」と感じることがありますよね。
太陽光発電の運用には、電気代を賢く抑えるためのコツがあります。
ここでは、そんなコツを6つご紹介します。
①もっと節電できる省エネの機器を使ってみる
まずは、家の中で使っている機器を見直してみましょう。
昼間は太陽光発電の出番ですが、夜は別の電力を使わなければなりません。
そんな時、エコキュートやLEDライト、省エネ効果の高いエアコンを使うことで、
夜の電気使用量を減らすことができます。
②お家自体をもっと暖かく、涼しく
次に、お家自体をもっと暖かく、または涼しく保つ工夫をしましょう。
壁や窓の隙間を塞ぎ、断熱材で家を包むことで、エアコンなど機器の働きが楽になります。
そうすると、必要な電力量が減り、電気代が節約できます。
③夜も蓄電池で太陽光発電の力を借りて
そして昼間に太陽光で作った電気を夜も使えるよう、蓄電池を導入してみてはいかがでしょう。
蓄電池があれば、昼間たくさん作られた電気を夜に使うことができます。
これで、夜の電気代もお得になります。
④EVとV2Hで、賢く電気を貯めてお得に
第4のコツは、EVとV2Hを上手に活用することです。
EVってなに?
EVとは、電気で動く車のことです。
バッテリーに電気を溜めておいて、それを使って動きます。
排気ガスを出さないので、地球に優しいとされています。
「ZEV(ゼロ・エミッション・ヴィークル)」と言われることもあります。
電気で動く車には、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、燃料電池自動車などあります。
じゃあ、V2Hって?
V2Hは、「車から家へ」という意味で、車に貯めた電気を家で使うシステムのことです。
例えば、太陽光で作った電気を車に保存しておいて、必要な時に家で使ったりできます。
また、電気代が安い夜に車を充電して、昼間に使うことで、電気代を節約できます。
車のバッテリーはかなり大きくて、家の電気を数日間賄えるほどです。
ただし、このシステムを自宅に取り入れるためには、特別な装置が必要です。
それを使えば、昼に作った電気を夜に利用するなどして、電気を上手く活用しましょう。
管理できるようになれば、電気代の節約になるでしょう。
⑤HEMSを取り入れてお家の使用電力量を見える化
家の電気の管理をもっと上手にするために、5つ目の良い方法として、HEMSをお家に取り入れることをお勧めします。
そもそもHEMSって?
HEMSとは、家の中でどれくらいエネルギーを使っているかを、パッと見てわかるようにするシステムのことです。
これがあれば、家電製品や電気の使い方をもっと賢くコントロールできるようになります。
政府も、2030年までにはすべてのご家庭にHEMSを導入してもらいたいと考えています。
新しい家を建てるときに、1年間で使うエネルギーをなるべくゼロに近づける「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」を目標にする際にも、HEMSは大切な役割を果たします。
地域によっては、このシステムを導入するための補助金が出ることもあり、これからの家作りには欠かせない存在になりつつあります。
※経済産業省 資源エネルギー庁 平成27年7月「長期エネルギー需給見通し関連資料」より。
※家庭での年間エネルギー消費量をおおむねゼロにする住宅のこと「詳しくはこちら」
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)ってどんな家?
ZEHとは、家で使うエネルギーの量を1年間でゼロにしようという考え方の家です。
家を断熱したり、エアコンの使用を減らしたりすることでエネルギー使用を抑え、太陽光発電や燃料電池で自分でエネルギーを作り出します。
そうすることで、1年を通して使うエネルギーの量を実質ゼロにすることができます。
注)エネルギー量=1次エネルギー消費量の単位に換算した値
ゼロ・エネルギーを目指すコツ
一番大切なのは、エネルギーを「作る」ことよりも、まず「使うエネルギー」を減らすこと。
これが、ゼロ・エネルギー・ハウスを実現するための鍵となります。
HEMSでおうちのエネルギーを上手に見守ろう
一年中、どうやって電気やエネルギーを少しでも減らせるか考えるのであれば、まずはお家の中で電気がどこで、どのくらい使われているかを知ることからスタートです。
そこで役立つのがHEMS(ホームエネルギー管理システム)です。
これを使うと、お湯を沸かしたり、お部屋を涼しくしたり、明かりをつけたりする電気製品を賢くコントロールして、エネルギーを節約できます。
家の中での電気の使われ方は家族によっても、節約する方法も人それぞれ違います。
自分の家では電気がどのように活用されているかをしっかり確認し、
もっと賢く、もっと上手に電気を使いましょう。
⑥新しい、おトクな電力の会社に契約を切り替え
電気のことを少し考え直してみませんか?
電気会社を変えるだけで、びっくりするくらい節約できるかもしれません。
最近、「新電力」という選択肢が増え、いろいろなプランが出ています。
実は、毎月の基本料金が無料になる会社もあります。
なので、自分の家の電気の使い方や、太陽光発電の活躍具合、蓄電池があるかどうかを見て、ピッタリ合うプランを見つけると良いでしょう。
そうすれば、太陽光発電を始めたのに電気代が思ったより安くない…なんて心配をしなくて済みます。
しかし、電気代をもっと下げたいなら、いくつかの良い方法を組み合わせることが大事になってきます。
これから新しいお家を建てる予定があるなら、電気代のかからないお家、例えばゼロエネルギーのお家や、太陽光発電を上手に使ったお家を考えてみてはどうでしょうか?
そんな夢のようなお家作りが得意な「住まいるエコ本舗」が、いつでもあなたの相談をお待ちしております!
このように少しの工夫で、太陽光発電の力を最大限に活かし、電気代を賢く節約することができます。
太陽の光をもっと身近な味方にして、快適でエコな生活を楽しみましょう。
太陽光と蓄電池のセットで節約になる2つの理由!
太陽光パネルと蓄電池を一緒に使うと、なぜ電気代がお得になるのか解説します。
さらに売電収入を得られる
日中は太陽光で電気を作り、夜にはお得な電力を蓄電池に貯めておきます。
そうすると、家で使う電気は安くなり、さらに、使わなかった電気を電力会社に売ることもできます。
お天気に左右されにくくなる
太陽光発電は、雨の日は発電できませんが、蓄電池があれば心配無用です。
晴れの日は電気をたくさん作り、雨の日はその蓄電を使えばいいんです。
なので、天気に関係なく、いつでも安くて安心な電気が使えます。
太陽光パネルがすでにある家でも、蓄電池を後からつけることができるので、ぜひこのチャンスを活用してみてください。
参考資料
東京環境局
電気代が安くなる蓄電池メーカー3選
ここからは電気代が安くなる蓄電池のおすすめメーカーを3つ紹介します。
ニチコン:トライブリッド蓄電システム7.4kWh
引用nichicon
ニチコンから出ている蓄電池は、いろいろな便利な機能を持っていて、小さいお家から大きなお家まで、どんなお家にもぴったりのサイズが見つかります。
みんなが注目しているのは、「ESS-T3S1」という型の蓄電池です。
これは家の中のいろんな電化製品と一緒に使えます。
そして、このモデルは性能もよくて使い勝手も良く、価格もお手頃なのが嬉しいポイントです。
さらにニチコンの蓄電池は、15年間の長い保証期間がついているので長く安心して使えます。
細やかなサポートが整っています。
家を守るための見守りサービス
天気の急変にも対応できる気象警報の機能
AIが自動で管理してくれる制御システム
これらのサポートは、私たちの毎日をもっと安全で快適にしてくれるはずです。
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メーカー | ニチコン |
---|---|
機種名 | ESS-T3S1 |
重量 | 61kg |
蓄電容量 | 7.4kWh |
保証 | 15年間 |
設置場所 | 屋内・屋外 |
本体価格 | 130万円~(※このページからの申し込みのみ) |
パナソニック:創蓄連携システムS+
引用パナソニック
パナソニックの蓄電池は、使い勝手が良くとても性能がいいものが沢山あります。
さらに、場所を選ばないコンパクトさで、どんなお家にもぴったり合います。
安心して長く使える点も、私たちにとって大きな安心材料です。
もしもの時、例えば災害や停電が起きたとしても、この蓄電池があれば心配なく過ごせます。
そして家の電気をより賢く使うため、パナソニックは太陽光発電と組み合わせて使える「エネファーム」や「スマートHEMS」などのシステムも提供しています。
これらをうまく使えば、家庭で消費する電気を自給自足できるようになります。
そして、余った電気を売ることも減ります。
家庭に合わせて蓄電池を設計できるので、最適なシステムを選べるのも嬉しいポイントです。
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メーカー | パナソニック |
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機種名 | 創蓄連携システムS+ |
重量 | 13~90kg |
蓄電容量 | 1.5/5.6kWh |
保証 | 10年間:無料 15年間:有償 |
設置場所 | 屋内・屋外 |
本体価格 | 154万円~(工事費込み) |
シャープJH-WB1921
引用シャープ
シャープは、世界中で有名な電子機器を作っている会社です。
特に家に設置する蓄電池ならシャープの提供する、クラウド蓄電池システムが便利です。
電気自動車とつながる蓄電池を、大から小サイズまで、3種類のサイズで選べます。
この蓄電池、太陽光発電と併用すると電気を自分で使ったり、余った電気を売れます。
もし外に設置したい場合でも特別な基礎がいらないので、すぐに始められるのが魅力的です。
ただ少し注意が必要で、シャープの蓄電池は他のメーカーと比べると、初期費用が割高です。
しかし、質の高さや最先端の技術を考えると、その価格も納得できるでしょう。
最初は少し出費が大きくても、長い目で見ると、メリットが多いです。
電気代を節約できたり、環境に良い選択ができたりするので、ぜひじっくり考えてみてください。
シャープの蓄電池がどんないいことをしてくれるのか、総合的によく見て判断しましょう。
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メーカー | シャープ |
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機種名 | JH-WB1921 |
重量 | 約74kg |
蓄電容量 | 6.5kWh(6.3kWh) |
保証 | 10年間:無料 15年間:有償 |
設置場所 | 屋内・屋外 |
本体価格 | 180万円~(工事費込み) |
知っておきたい!導入にかかる費用とその対策
太陽光発電の導入にあたって、どのくらい費用がかかるのか気になりますよね。
今から、そのことについて少しお話してみましょう。
太陽光発電の導入に必要な設備と金額
国土交通省によると太陽光発電を家につけるのに、およそ5kWのシステムで140万円くらいです。
ですが、最初からたくさんお金を出さなくても始められる方法があります。
例えば、太陽光パネルを借りるとか、他の人のパネルを使うといった方法があります。
でも、一番いいのは、やはり自分でパネルを買うことです。
なぜかというと、借りたり他の人のを使ったりすると、その分料金を払わないといけません。
それに、自分で買えば、国やお住まいの地域からお金を支援してもらえることもあります。
なので、どんな支援があるかもよく調べてみるといいかもしれません。
太陽光発電・関連設備に対する補助金
太陽光発電や蓄電池みたいなエコな設備に、国や東京都からお金の助けがもらえます。
たとえば、家に大きな太陽光パネル(10kW以上)を設置すると、100万円もの補助がつきます。
東京都では太陽光パネルをつけると、1kWにつき12万円(最高で36万円まで)の支援があります。
家に蓄電池を入れたい場合も、19万円から最大で1,500万円までの助成があります。
そして、V2Hの設備には、かかった費用の一部(最大100万円)を助成してもらえます。
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次世代ZEH+実証事業(10kW以上設置時) | 100万円/戸 |
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太陽光発電設備の設置に対する東京都の助成事業 | 12万円/kW(上限36万円) |
家庭における蓄電池導入促進事業 | 19万円~最大1,500万円 |
戸建住宅におけるV2H普及促進事業 | 助成対象経費分(上限100万円) |
補助金を使い、初期費用を減らしつつ、電気代の節約もできる、快適な生活を目指しましょう。
結局どうなの?蓄電池がおすすめな人とおすすめできない人
蓄電池がおすすめな人とおすすめできない人は、下記のとおりです。
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おすすめできる人 | おすすめできない人 |
---|---|
電気代を節約したい人 | 太陽光をつけていない人 |
太陽光を設置している人 | すでに電気代が安い人 |
停電対策もしたい人 | – |
蓄電池がおすすめできる人
蓄電池をお考えの方で、以下のような状況にある方には、蓄電池がとても役立つかもしれません。
・停電の心配がある方
・既に太陽光発電システムをお使いの方
・電気代を少しでも節約したいと思っている方
もし停電が起きても蓄電池があれば、自家発電した電気を使い、安心して過ごせます。
太陽光発電と組み合わせて、作った電力をフルに使い、電気代を節約することも可能です。
2024年現在、電気代が上がっている今、自宅で電力を自給自足するメリットは非常に大きいです。
蓄電池の導入をご検討であれば、この素晴らしいチャンスを活かしてみてはどうでしょうか。
蓄電池がおすすめできない人
蓄電池を導入するかどうか迷っている方へ。
蓄電池はとても便利な技術ですが、次のような状況の方には必ずしも良いとは限りません。
・ご自宅に太陽光発電システムがない方
・すでに電気料金がお手頃な方
太陽光発電システムがないと、蓄電池への充電に必要な電力コストがかさんでしまいます。
その結果、思ったよりも電気料金が高くなってしまうことがあります。
また、蓄電池には始めにある程度の投資が必要になります。
なので、もし既に電気料金が低い方は、その投資を回収するのが難しいかもしれません。
ご自宅の状況に合わせて、じっくりと検討してみてください。
太陽光発電が注目される理由は?
太陽光発電が人気なのには、いくつかの大きな理由があります。
電気代の値上がりで再生可能エネルギーが注目
まず、電気代が徐々に上がっていることが大きな理由の一つです。
再生可能エネルギー、つまり太陽光発電に注目が集まっているのは、長期的に見て電気代を抑えることができるからです。
災害に備えて「停電でも安心な暮らし」が求められている
それに、災害が起きた時のことを考えると、太陽光発電はとても魅力的です。
地震や台風などの大きな災害があった時に、電気が使えなくなると困ります。
しかし、太陽光発電と蓄電池があれば、自分の家で電気を作って使い続けることができます。
これで家が安全な避難所になり、家族を守ることができますし、ビジネスを続けるための対策にもなります。
国・都道府県が各種補助金を出している
さらに、国や都道府県からの補助金が出ていることも、太陽光発電が注目される理由の一つです。
例えば、太陽光パネルを家に設置すると、補助金がもらえます。
これは、太陽光発電を始めるための大きな後押しになります。
だから、太陽光発電に注目が集まるのは、経済的な面だけでなく、災害に強い生活を送るためや、補助金を利用して始めやすいという理由も含まれます。
蓄電池の電気代に関するよくある質問
Q1.蓄電池で電気代が安くならないという声がある理由は?
蓄電池を導入しても電気代が節約できない、あるいは思っていたよりも高くなってしまうことがある主な理由をご紹介します。
・理由1: 電気プランを変更していない
蓄電池を導入する際の大きな目的の一つは、電力会社から電気を安い時に買って高い時に使うことにより、電気代を節約することにあります。
しかし、この節約効果を最大限に引き出すためには、電力会社の提供する時間帯別の料金プランに合わせて、蓄電池の充電・放電を管理する必要があります。
このプランに合わせた充放電を行わなければ、蓄電池を導入しても電気代の節約には繋がらず、場合によっては電気代が高くなってしまうこともあり得ます。
・理由2: 電気使用量に合った蓄電池ではない
家庭で消費される電力量と蓄電池の容量がうまくマッチしていない場合も、電気代を節約できない一因になります。
蓄電池の容量が家庭の消費電力量に比べて小さい場合、蓄電池では足りずに電力会社から電気を買い足す必要が生じ、それが原因で電気代が上がってしまうことがあります。
逆に、蓄電池の容量が必要以上に大きすぎる場合も、その分の初期投資が大きくなり、結果的に経済的なメリットが少なくなってしまうことも考えられます。
蓄電池を導入する際は、これらの点を考慮して、自宅の電力消費パターンや電気プランに合った蓄電池の選択と運用を行うことが大切です。
Q2.蓄電池は電気代に効果あるの?節約できる?
Q1のような対策を施すことで、電気代をかなりお得にすることができます。
太陽光発電システムと蓄電池を一緒に使うことにより、日中に太陽から得た電力を蓄電池にためておき、夜にその電力を使うことができます。
これにより、電力会社から電力を購入する必要がほぼなくなり、電気代を大きく節約できるようになります。
さらに、蓄電池は電気代の節約だけではなく、災害時には非常用電源として大変役立ちますし、太陽光などの再生可能エネルギーの使い方を広げる上でも重要な役割を果たします。
これらの多くのメリットから、蓄電池の導入を検討する価値は大いにあると言えるでしょう。
蓄電池は条件を満たせば電気代が安くなる可能性が高い
蓄電池を家に取り入れると、太陽光発電の効果をさらにアップさせることができ、電気代の節約に大きく貢献します。
上手に蓄電池を使うコツとしては、例えば夜に電気を蓄えておいて、昼間に使うといった方法があります。
これは電気代を減らすだけではなく、もしもの災害時にも役立ちますから、ぜひ検討をおすすめします。
蓄電池の使い方をしっかり学んで、自分の生活に合った活用法を見つければ、電気代をより効率的に節約することができるようになります。
太陽光発電で電気代実質ゼロを目指すには
太陽光発電をお家に取り入れると、昼間に自分で電気を作れるので、その時間帯に外から電気を買う必要がなくなり、電気代を節約できます。
ただ、夜になると太陽が出ないので、やっぱり外から電気を買う必要が出てきます。
でも、蓄電池やV2Hみたいに、昼間に作った電気を保存しておく方法を使えば、夜間もその電気を使うことができます。
太陽光発電だけではなく、蓄電池や家そのものの工夫を一緒に考えることで、電気代をほとんどかけず、さらに快適で使いやすいお家を作ることができます。
まとめ
今回は、太陽光で電気を作る仕組みをより良くして、電気のお金を少しでもお得にするお手伝いをしました。
私たち、住まいるエコ本舗は、今までに8000件以上の、お家に太陽光パネルや蓄電池を設置させていただいています。
もし近畿地方で、最新の技術を使った太陽光パネルや蓄電池で、電気を使うけどお金がほとんどかからないお家に興味があれば、どうぞ気軽に私たちにお問い合わせください。
私たちは、関西で一人ひとりにぴったりの素敵なお家をつくることを大切にしています。
お客様の夢や毎日の生活に合わせたお家をご提案できるように、お話をしっかりと聞かせていただきます。
わからないことや心配事があれば、どんなに小さな事柄でも、遠慮なく教えてください。
お話しを通じて、大切な希望を見つけて、最適な提案をさせていただきます。
どんなことでも、お気軽にお聞かせください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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監修:難波博司
(太陽光発電プロコンサルタント)
蓄電池や太陽光発電に関する記事を多数監修しています。技術的な内容をわかりやすく伝えることを大切にし、お客様が納得して導入できるよう、日々サポートしています。お客様第一の姿勢で信頼性の高い記事を提供しています。
監修:築山享晃
(光熱費削減プロコンサルタント)
お客様視点で電気代や光熱費の削減に関して、実践的な内容をお届けします。豊富な知識を活かし、お客様の疑問にしっかりとお答えします。どんなご質問でもお気軽にご相談ください!