QセルズはQ.ANTUM DUO Zテクノロジーという、独自の技術で高性能な太陽光パネルを製造しています。
この技術によって、太陽の光を多く電気に変えることができます。
さらに、サイズ展開が豊富であったり、価格の安さから、太陽光パネルのメーカーの中でも非常に人気なメーカーです。
今回は、Qセルズ製品の特徴から、メリット・デメリット、詳しい製品情報について解説します。
安くて、効率が良い太陽光パネルをお探しの方など必見です!
目次
Qセルズの太陽光発電を選ぶ際の注意点
Qセルズの太陽光パネルは7種類あり、ご家庭の屋根にあった製品を選びましょう。
導入の際は、毎月の電気代をしっかり削減するため、ご家庭にあった容量や形を選び、発電量を最大にします。
業者による現地調査で、太陽光パネルやパワーコンディショナの設置場所を確認してもらいましょう。
住まいるエコ本舗ではプロによる現地調査を行なっています。
Qセルズの製品は、長方形の大きい太陽光パネルから、細長いものやコンパクトものまでさまざまです。
屋根の面積が大きい、片流れ屋根や切妻、陸屋根のご家庭にあっているといえます。
Qセルズの製品の特徴
- ①Q.ANTUMテクノロジー
- ②Q.ANTUM DUOテクノロジー
- ③Q.ANTUM DUO Zテクノロジー
・バスパー技術
・ハーフセル技術
・ワイヤー・インターコネクション
まずQ.ANTUMテクノロジーの特徴から説明します。
①多くの電気を生み出すことができる
Q.ANTUMテクノロジーとは、新たに太陽光を受け止める層を作ることで、効率よく発電する技術です。
これまでは、光がパネルを通り抜けてしまうことで、無駄になる電子がありましたが、アルミ表面コンタクト・エネルギー反射層からなる、新たな層を加えることで、光を閉じ込めることができます。
よって以前よりも多くの電気を生み出すことができるようになりました。
さらに従来品と比べると、低照度特性や温度特性によっても、発電量が増えています。
低照度特性とは
低照度特性とは、曇りや雨の日のわずかな光も電力に変えることができる性能です。
Qセルズは曇りが多い気候のドイツで開発を進めてきた為、この点においてはかなりプロフェッショナルです。
日本各地の快晴日の平均は、1年間で22日とかなり少なくなっており、安定した発電量が得られるのは嬉しいポイントですね。
温度特性とは
温度特性とは、真夏や温度の高い時間帯でも発電量を保つ特性です。
太陽光パネルは、真夏の暑い日ほど多く発電しそうなイメージがありますが、実際はパネルの温度が上がってしまうと、発電効率が下がってしまい、発電量が少なくなってしまうことがあります。
Qセルズでは温度が高い場合でも安定した発電量を維持することができます。
②電気の出力が大きい
Q.ANTUM DUOテクノロジーを使うことで、出力を向上します。
具体的な技術をご紹介します。
バスパー技術とは
バスバー技術とは、出力を向上する技術です。
バスバーの距離を縮めることで、電子が多く集まります。
さらに電流の通り道を6本から12本に増やすことで、熱としてのエネルギー損失を抑え、結果出力が上がります。
ハーフセル技術とは
ハーフセル技術によって発電においてのロスが減ります。
この技術では、セルを半分に分けることで、電流が小さくなり、さらに電流の流れる距離も短くなります。
よって電流が流れる過程でのロスを減らし、出力を高めます。
ワイヤー・インターコネクションとは
これは太陽光の影を減らすことができ、結果太陽光を有効に使う技術です。
電極をフラットリボンから、ラウンドワイヤーに変更することで、影の影響を受ける部分が、75%削減されます。
ラウンドワイヤーになったことで、光の反射が起こるので、さらに光を活用することができます。
③多くのセルが詰まっている
Qセルズの太陽光パネルには、従来の太陽光パネルよりも多くのセルが入っています。
これには「zero-gap技術」という最新の技術が使われており、セル同士の間隔を極限まで狭めています。
よって多くのセルを入れることができ、発電量が多くなります。
さらにこの技術では、セルを少し斜めにすることで、セルを配置しやすくする特徴もあります。
Qセルズの製品のメリット
発電量が安定している
Qセルズの製品は、温度の高い真夏や、曇りの日でも発電量が安定しています。
これには、Qセルズ独自の最新技術が関わっています。
太陽光発電を導入された方の不満として、曇りの日の発電量が少ないことが度々挙げられます。
Qセルズなら、低照度でも発電量が安定しており、これは全体で見た時、多くの発電量となります。
圧倒的な低価格
Qセルズは、大量生産のルートがあるため、低価格での販売が可能です。
大量生産をするために、マレーシア・韓国・中国に海外工場をもっています。
これによって、Qセルズは世界トップクラスのセル生産能力だと言われています。
発電量も多いためコストパフォーマンスに優れていると言えます。
Qセルズの製品のデメリット
パネルの種類が少ない
パネルの種類が少なく、長方形のパネルしかないため、屋根の形によってはうまく発電できない場合があります。
設置スペースを事前に業者に確認してもらう必要があります。
住まいるエコ本舗ではプロによる現地調査を行なっています。
海外メーカーが不安な方
国内のメーカーが安心な方もいらっしゃると思います。
Qセルズはドイツのメーカーなので、海外メーカーに抵抗がない方におすすめです。
ですが日本でも、2021年に、上期国内市場シェア率第3位を獲得しています。
アフターフォローも、比較的長い保証サービスが受けられる為、安心して長くお使い頂けます。
Qセルズの太陽光発電がおすすめな人
Qセルズが特におすすめなのはこんな人です。
長方形の太陽光パネルが適しているお屋根にお住まいの方
Qセルズの太陽光パネルは、長方形のパネルに適した屋根にお住まいの方におすすめです。
屋根の面積が大きい、切妻屋根や片流れ屋根などが適しています。
太陽光発電を設置する際は、設置スペースを事前に業者に確認してもらう必要があります。
住まいるエコ本舗ではプロによる現地調査を行なっています。
日本海側にお住まいの方
Qセルズの太陽光パネルは、曇りの日でも十分に発電することができます。
太陽光発電を導入してから、曇りの日の発電量に不満を抱く方が多くいらっしゃます。
曇りの日が多い日本海側、関西エリアでは、兵庫県・京都府・滋賀県の北部にお住まいの方、でも安心です。
この特性には、曇りの多いドイツで研究開発された背景があり、低照度特性と呼ばれています。
価格を抑えて導入したい方
Qセルズは価格を抑えて導入したい方におすすめです。
なぜなら、海外に工場をいくつか持っており、大量生産を可能にしているため、国内メーカーと比べて低価格での販売を可能にしています。
大量生産と聞くと、品質が不安という声がよく上がりますが、Qセルズは発電量が多く、高品質・低価格を叶えることができるメーカーだと言えます。
Qセルズ太陽光発電の製品紹介
ここからは詳しく製品を紹介します。
【新型】Q.TRONシリーズ
Q.TRONシリーズの特徴として、以下の4点が挙げられます。
・プログラムの組まれた高い品質管理
三つの試験項目で製品を検査します。
・25年の製品保証・出力保証
従来の製品の保証と比べて、長期間安心してお使い頂けます。
・夏場の発電量の低下を防ぐ
太陽光パネルの温度が75度まで上がった時でも、十分に発電します。
・異常気象にも耐えられる耐久性
雹への耐久性も、業界の基準を上回っています。
Q.TRON M-G2.4+
公称最大出力 (Pmax)※ |
430W ※許容差+5W/-0W |
---|---|
モジュール 変換効率 |
22.0% |
横×高さ×奥行 | 1,134×1,722×30(mm) |
質量 | 21.2kg |
特徴
このシリーズは積雪地域にも対応しています。
Q.ROBUSTを用いることで、重みが分散され、セルの割れを防ぎます。
よって、最大210cmの垂直積雪量にも対応することができます。
Q.TRON S-G2.4+
公称最大出力 (Pmax)※ |
280W ※許容差+5W/-0W |
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モジュール 変換効率 |
21.6% |
横×高さ×奥行 | 766×1,722×30(mm) |
質量 | 14.9kg |
【住宅用】最高レベルの発電力
Q.PEAK DUO M-G11S
公称最大出力 (Pmax)※ |
415W ※許容差+5W/-0W |
---|---|
モジュール 変換効率 |
21.3% |
横×高さ×奥行 | 1,134×1,722×30(mm) |
質量 | 21.1kg |
Q.PEAK DUO S-G11S
公称最大出力 (Pmax)※ |
275W ※許容差+5W/-0W |
---|---|
モジュール 変換効率 |
20.8% |
横×高さ×奥行 | 766×1,722×30(mm) |
質量 | 14.9kg |
特徴
上記二つの製品(Q.PEAK DUO M-G11S・Q.PEAK DUO S-G11S)は、「Q.ANTUM DUOテクノロジー」が組み込まれており、コストパフォーマンスのいい製品です。
Q.ANTUM DUO テクノロジーとは、Q.ANTUM テクノロジーに、マルチバスバー(12本)、ハーフカットセル、ワイヤー・インターコネクションの三つの技術を追加したものです。
これによって、発電時に生まれる電力ロスが抑えられています。
さらに横幅が異なる製品なので、二つの製品を組み合わせることで、空いたスペースも有効に使うことができます。
Q.PEAK DUO M-G11
公称最大出力 | 400W/395W |
---|---|
モジュール 変換効率 |
20.8% |
横×高さ×奥行 | 1,134×1,692×32(mm) |
質量 | 20.9kg |
Q.PEAK DUO S-G11
公称最大出力 | 265W/260W |
---|---|
モジュール 変換効率 |
20.4% |
横×高さ×奥行 | 766×1,692×32(mm) |
質量 | 14.8kg |
Q.PEAK DUO-G9
公称最大出力 | 355W |
---|---|
モジュール 変換効率 |
20.6% |
横×高さ×奥行 | 1,030×1,673×32(mm) |
質量 | 19.0kg |
特徴
上記三つの製品は、Q.ANTUM DUO テクノロジーシリーズに分類され、変換効率や高出力に特化している高性能な太陽光パネルです。
大きさも他の製品と比べて、1,700mm以下となり非常にコンパクトです。
価格は少し高くなってしまうので、費用に余裕があり、より高性能なものを設置したい方におすすめです。
Qセルズのパワーコンディショナ取り扱い
Qセルズのパワーコンディショナは、屋内設置型・屋外設置型から選ぶことができます。
HQJP-Aシリーズ
屋内設置型
・HQJP-KA30/K40/KA55-5
・HQJP-KA30/KA40/KA55-3
特徴
屋内設置型は、屋外に設置スペースを取れない方におすすめです。
そして出力制御に対応しており、発電量が少ない時でも、変換効率を維持してくれます。
屋外設置型
・HQJP-RA44/RA55-5
・HQJP-MA55-4
・HQJP-RA44/RA55-4
特徴
屋外設置型のパワーコンディショナは、マルチストリングス型で、昇圧ユニットや接続箱が必要ありません。
マルチストリングス型とは、ストリング(太陽光パネルを直列に組み合わせること)ごとのパネルの枚数を揃えなくても制御できる仕組みです。
これは寄棟屋根や複雑な屋根の場合に、太陽光パネルの枚数を揃えて設置できない時、非常にメリットとなります。
オムロン製
屋内設置型
・KPW-A55-J4
特徴
高い変換効率で、低照度時で発電量を維持します。
屋外設置型
・KPK-A40/A55
特徴
自立運転機能があり、災害時に停電したとしても、発電した電気を使用することができます。
屋外設置となると、設置場所が重要になりますが、小型で軽くコンパクトになっているため、あまり設置場所が取れない方でもおすすめです。
デルタ電子製
屋外設置型
・H5.5J_221
特徴
この製品は、防塵・防水機能があり、重塩害地域でも屋外に設置することがあります。
放熱処理に優れており、そのほかにも、回路のレイアウトも追求されています。
Qセルズの太陽光発電の保証について
Qセルズの太陽光発電には、二つの保証があります。
15年のシステム保証
対象:設備容量50kW未満の太陽光発電システム
系統連系日から15年間、製造上の不具合や欠陥が見つかった際に、修理または交換を行います。
25年間の出力保証
太陽光パネルの出力を25年間保証してくれます。
Qセルズの定めた基準を下回った場合、製品の修理や交換のサービスが受けられます。
太陽光発電をお安く導入するなら、住まいるエコ本舗!
ここまでQセルズの太陽光発電についてご紹介してきました。
高効率で低価格を叶えてくれるメーカーです。
太陽光発電や蓄電池をできるだけ安く導入したいなら、お気軽に住まいるエコ本舗へお問い合わせください。
アフターフォローやサポートも地域No.1に挑戦しています。
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監修:難波博司
(太陽光発電プロコンサルタント)
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監修:築山享晃
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