シャープの蓄電池ってどうなの？価格や特徴、おすすめの蓄電池を紹介

蓄電池 2025年01月07日

シャープの蓄電池について、蓄電池の特徴や価格相場、さらにメリット・デメリットまで詳しく説明します。

ぜひ蓄電池を検討されている方や、導入前の参考にして下さい！

シャープの蓄電池の特徴

シャープの蓄電池の特徴として、AI・太陽光発電との連携、四種類の選べるモード、保証の充実などが挙げられます。

以下で詳しくご説明します。

AIとの連携

SHARPの蓄電池はAIと連携しています。

AIを活用したHEMSサービスは、インターネットに接続することで、効率的に電力を生み出します。

AIは、個々の生活パターンに基づいて発電量と消費電力量を計算し、翌日の余剰電力を予測します。

この予測から、蓄電池の充電量を確保することができます。

さらに、AIによる雷注意報連携機能が搭載されています。

日頃の生活から停電になった場合に必要な電力量を予測し、雷注意報が発令された際には、必要な機器だけを自動で蓄電池から充電します。

これにより、停電時でもスムーズに安心して生活することができます。

また、スマートフォンなどを通じて発電状況をリアルタイムで確認できます。

電力を見える化することで、節電意識が高まります。

具体的な発電量や消費電力量を見ることで、より効率的に電力を管理し、省エネルギーな生活を送ることができます。

太陽光発電との連携

シャープの蓄電池はハイブリッド型が採用されているので、太陽光発電と蓄電池のパワーコンディショナーを一つにまとめることができます。

これにより、設置機材が減少し、コンパクトになりスペースに余裕が生まれます。

また、太陽光発電との連携も簡単になりますが、同時に導入することでメリットがさらに大きくなります。

また、太陽光発電と蓄電池を一体化させることで、システムの管理や制御も簡単になります。

同時に導入することで、システム同士のデータの交換が簡単になり効率性が高まります。

エネルギーコストの削減や環境に優しい生活を送ることができ、さまざまなメリットが得られます。

四種類の選べるモード

・経済性モード

経済性モードには、自動と時刻指定の2つの種類があります。
自動モードでは、深夜の安い電力で充電を行い、朝から夕方にかけての時間帯には、蓄電池から余剰電力を放電します。
一方、時刻指定モードでは、夜間を除いた時間帯で放電を開始する時間をユーザーが設定できます。

・クリーンモード

クリーンモードでは、夜間の充電の有無を選択できます。
充電なしの場合、余剰電力を充電し、必要に応じて電力会社からの購入電力を使用します。
ただし、蓄電池の残量が低い場合、バッテリーの劣化を防ぐために、電力会社からの電力で充電されることもあります。
一方、充電ありの場合は、夜間に蓄電池を充電し、その他の時間帯に放電を行います。
これにより、電力会社からの購入電力を最小限に抑えながら、蓄電池の効率的な利用が可能となります。

・充電モード

蓄電池への充電は、常に優先されます。
特に、蓄電池の残量が少ない場合や非常時に備えて、蓄電池を満タンにしておきたい場合に、この機能が活用されます。
システムは蓄電池の状態を監視し、必要に応じて優先的に充電を行います。
充電が完了し、24時間が経過すると、システムは経済性モード（自動）に移行します。
このモードでは、通常の使用状況に合わせて電力の充放電を自動的に調整し、電力の効率的な利用を図ります。
これにより、ユーザーは常に最適な状態で電力を利用でき、省エネルギーかつ安定した電力供給が実現されます。

・ECHONET Lite 機器専用モード

ECHONET Lite対応機器からの充電・放電の制御を受け付けており、このモードへの切り替えは手動では行えません。

保証の充実

システムを設置する際に、15年の有償保証か、10年の無償保証を選択できます。

蓄電池の後付けや追加機器の増設に関しても、充電可能容量に関する10年間の保証が提供されます。

シャープの蓄電池の種類

製品名	蓄電容量	設置場所	増設
JH-WB1621	4.2kWh	屋内・屋外兼用	×
JH-WB1711	6.5kWh	屋内専用	×
JH-WB1921	6.5kWh	屋内・屋外専用	⚪︎
JH-WB1821	8.4kWh	屋内・屋外専用	×
JH-WB2021	9.5kWh	屋内・屋外専用	⚪︎

コンパクトタイプ

・JH-WB1621

蓄電容量が小さいため、機器も小さくコンパクトな設計になっています。
この特性により、屋外に設置する場合でも、簡易基礎での設置が可能です。
簡易基礎の採用により、工事費用が抑えられるだけでなく、さらに工事日数もかなり短縮されます。

ミドルタイプ

・JH-WB1711

この製品は、屋内設置専用です。
そのため、室内のスペースを効率的に利用するために、スリムでコンパクトな設計が採用されています。
特に寒冷地や塩害地域など、厳しい気象条件下での屋外設置は適していないため、この製品がおすすめされます。

・JH-WB1921

この製品は、5年以内だと増設が可能になっています。
そのため、家庭の電力需要が将来的に増加する見込みがある方に最適です。
蓄電容量は上のJH-WB1711と同等ですが、屋内・屋外兼用の設計となっており、屋外環境にも適応できます。
これにより、将来の環境やニーズの変化に柔軟に対応することが可能です。

大容量タイプ

・JH-WB1821

蓄電容量は8.4kWhと大容量で、電気使用量が多い方に適しています。
大容量の蓄電量を持つため、電力需要が高い状況でも安定した電力供給を確保できます。
特に、電力消費が集中する時間帯や、予期せぬ停電時に備えて頼りになる製品です。

・JH-WB2021

蓄電容量がかなりの大容量であるため、停電の際でも安心して電気を利用できます。
また、蓄電池がネジ穴レスの設計になっているため、水害が発生した場合でも内部に水が浸入するリスクが低くなっています。
これにより、洪水や豪雨の影響を受けても蓄電池の機能が維持され、故障する可能性が低くなります。
この設計は、環境の変化や災害に対する耐久性を高め、製品の信頼性を向上させています。

シャープの蓄電池の価格相場

ここからはシャープの製品価格をご紹介します。

以下の表をご覧ください。

製品名	蓄電容量	設置価格
JH-WB1621	4.2kWh	約132万円
JH-WB1711	6.5kWh	約150万円
JH-WB1921	6.5kWh	約150万円
JH-WB1821	8.4kWh	約200万円
JH-WB2021	9.5kWh	9.5kWh

実際の価格は、割引やキャンペーンなどによって変動することがありますが、一般的にシャープの製品は平均的な設置価格帯に属します。

特に安価な製品に特化しているわけではありませんが、その分、過剰な価格設定もありません。

シャープの製品は品質と性能を重視し、適正な価格で提供されています。

シャープのおすすめの蓄電池

JH-WB1621　4.2kWh

シャープの最小容量蓄電池は、コンパクトな本体であり、屋外に簡易基礎で設置可能なため、迅速な導入が可能です。
サイズは小さいですが、COCORO ENERGYというシャープのHEMSサービスに対応しており、最大限の電力活用が可能です。
サイクル数も12000サイクルと多く、これを元に計算すると、約32年の寿命が見込まれます。
保証期間は、無償：10年、有償：15年となっており、充実しています。

クラウド蓄電池システム　9.5kWh

蓄電容量は9.5kWhで、ハイブリッドタイプです。
特定負荷型または全負荷型を選択できます。
クラウド上のHEMSサービス（COCORO ENERGY）との連携により、AIによる自家消費率向上や、雷に対応した停電対策機能が提供され、経済性が高まります。
蓄電池連携型／ハイブリッドパワーコンディショナと蓄電池を同時に設置した場合、システム構成機器と充電可能容量を15年間有償または10年間無償で保証します。
この長期の保証期間により、安心して長く利用できます。
また、コンパクトなデザインで設置場所にも違和感がありません。