オムロンの蓄電池「KPEP-A」をご紹介します!
オムロンの蓄電池の導入を検討されている方は参考にしてください!
目次
蓄電池とは?
家庭用蓄電池は、太陽光発電で生み出された電力を貯めておく装置です。
これにより、太陽光発電システムを活用して電力を自給自足することが可能になります。
自然災害による停電などの際には非常に役立ちます。
特に、小さなお子様や高齢の方がいらっしゃるご家庭では、停電による温度調節の困難が命にかかわる状況をもたらすこともあります。
このような事態を回避するためにも、家庭用蓄電池は非常に魅力的な装置と言えます。
蓄電池のメリット
・非常時にも使用可能
もし停電が発生した場合、蓄電池があれば予め蓄えた電力を利用し、家庭内の電化製品を一定期間動かすことが可能になります。
また、太陽光発電と組み合わせることで、電力会社からの供給が途絶えても家庭内の電化製品を使用できます。
蓄電池を備えることによって、防災対策としても役立つようになります。
・電気を貯められる
太陽光発電と蓄電池の組み合わせにより、自宅で発電した電力を効率的に活用できます。
蓄電池を導入すると夜間や曇りや雨の日でも、事前に蓄えた電力を利用できます。
FIT期間が終了後でも、蓄電池を導入することで無駄なく電力を活用できます。
蓄電池のデメリット
蓄電池を導入するかどうかを検討する際には、デメリットにも注意を払う必要があります。
・リチウムイオン電池の劣化
リチウムイオン電池は使用により徐々に劣化します。
特に高温や過充電、過放電は劣化を早めます。
充電量を40%〜80%の範囲に保つことが劣化を抑制するコツです。
また、高温状態も劣化を進めるので、設置場所は25度以下の涼しい場所を選ぶことが望ましいです。
・導入費用が高い
蓄電池のデメリットは、導入にかかる費用が高額であることです。
家庭用蓄電池は一般的に、コンパクトで急速な充放電が可能なリチウムイオン電池が主流です。
主要メーカーの蓄電池本体価格は、一般的な容量である5.0〜8.0kWhのタイプで約60万円から100万円程度です。
加えて、設置工事や電気工事にも費用がかかり、本体+工事費込みで約80〜135万円ほどです。
蓄電池の選び方のポイント
実際に蓄電池の選び方について悩まれる方が多いかと思います。
今からお伝えする2つを押さえておくことでご自宅にぴったりの蓄電池を見つけることができます!
容量や仕様が合うものを選ぶ
まず、太陽光発電システムの設置容量を基準に、蓄電池の容量を選ぶ方法があります。
既に太陽光発電システムが設置されている場合は、1日の平均発電量から必要な電力使用量を差し引いた値を考慮し、適切な容量を選びます。
太陽光発電システムが設置されていない場合は、夜間に消費する電力を見積もり、その容量を検討します。
さらに、家庭の電力使用時間から必要な容量を逆算する方法もあります。
パネルとの相性を確認
蓄電効率が優れているハイブリッド型は、太陽光発電システムと同時に導入するのにおすすめです。
ただし、一部の蓄電池は特定の太陽光発電システムとの組み合わせができない場合もあるため、事前に確認する必要があります。
また、同じメーカーの製品を選ぶと、より長期間の保証が受けられるため、安心感があります。
一部の蓄電池は太陽光発電システムとの組み合わせによって、有償修理となった場合の費用が高額になることもあるため、注意が必要です。
オムロンのKPEP-Aシリーズについてを解説
ここからはオムロンのKPEP-Aシリーズについて詳しくご説明していきます。
仕様
まずはじめに商品の仕様についてご紹介します。
価格相場
以下の表は、蓄電池のメーカー希望小売価格(税別)となっているので、ここからさらに安くなる可能性は大いにあります。
スクロールできます
品名 | 形式 | メーカー希望小売価格(税別) |
---|---|---|
単機能V2Xシステム (一般タイプ) |
KPEP-A-SET-AC | 1,600,000円 |
単機能V2Xシステム (一般タイプ×蓄電池・エネファーム併設連携) |
KPEP-A-SET-AC-EF | 1,680,000円 |
単機能V2Xシステム (重塩害対応タイプ×蓄電池・エネファーム併設連携) |
KPEP-A-SET-AC-EF-S | 1,830,000円 |
KPEP-Aシリーズの特長
KPEP-Aシリーズを説明するにあたり、V2Xシステムとの関係性について説明します。
マルチV2Xシステムとは
V2Xとは、「Vehicle to X」(ビークルトゥエックス)の略称であり、ここでのXは「何か」を指します。
V2Xとは車と何かを繋ぐ技術やシステムを指します。
太陽光発電で発電した電力は、電気自動車に充電することが可能です。
また、電気自動車を蓄電池のように活用することもでき、電気自動車から家庭に放電を行うことで、太陽光発電の電力を効率的に使うことができ、環境にも優しく、さらには電気代の削減にもつながります。
よってV2Xシステムを活用することで、災害時も安心して電力を貯めておくことができます。
特徴①設置方法が選択できる
オムロンの蓄電池は、その外観がスタイリッシュでありながらも小型化されており、どこにでも設置しやすいという特徴があります。
軽量化された本体は壁に取り付けることができ、壁掛け設置が簡単に行えます。
壁掛け設置が難しい場合は、スタンドを使用して設置することも可能です。
この場合、オプションのEVスタンド設置を選択することで、より柔軟な設置方法を選ぶことができます。
蓄電池の設置場所に悩んだ場合でも、最適な設置方法を選択することができます。
特徴②充放電コネクタの位置を選ぶことができる
従来は充放電コネクタの設置方向を片側しか選ぶことができませんでしたが、設置場所に合わせて左右の方向を選択することができます。
しかし、設置時には電気自動車との距離に注意が必要です。
電気自動車との距離が遠くなってしまう場合、充放電コネクタの位置を電気自動車の近くに設置することができますが、充放電コネクタのケーブルの長さは7.5mで固定されているため、設置時には注意が必要です。
特徴③どの太陽光発電とも連携できる
オムロンの蓄電池は、すでに太陽光発電を導入している場合でも連携が可能です。
単機能型の蓄電池であり、パワーコンディショナが別々になっています。
そのため、どのメーカーの太陽光発電システムや蓄電池でも連携が可能です。
オムロンの蓄電池には、スマートフォンで確認や操作ができる専用のアプリがあります。
このアプリをスマートフォンにダウンロードすることで、いつでもどこからでも蓄電池の状態を確認し、充電や放電をリモートで制御することが可能です。
さらに、蓄電池の動作モードもスマートフォンアプリから変更できます。
スケジュール設定を用いれば、二種類まで異なる動作モードを設定できますので、平日と休日などのライフスタイルに合わせた運用が可能です。
これにより、電力の使い方をより効率的に最適化し、快適な生活を送ることができます。
まとめ
ここまでV2XシリーズKPEP-Aシリーズについてご紹介してきました。
この蓄電池は電気自動車を持っている方や、購入を考えている方に非常におすすめできます。
最後に特長をもう一度おまとめします。
・設置方法が壁掛けやスタンド設置など選択できる
・充放電のコネクタの位置を左右から選ぶことができます
・どの太陽光とも連携できる
・専用のアプリで確認できる
導入の際はぜひ参考にしてみてください!
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監修:難波博司
(太陽光発電プロコンサルタント)
蓄電池や太陽光発電に関する記事を多数監修しています。技術的な内容をわかりやすく伝えることを大切にし、お客様が納得して導入できるよう、日々サポートしています。お客様第一の姿勢で信頼性の高い記事を提供しています。
監修:築山享晃
(光熱費削減プロコンサルタント)
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