太陽光発電システムに欠かせない太陽光パネルは、太陽電池から成り立っています。
太陽電池というのは、太陽光を受けて初めて電池として機能します。
乾電池などとは異なり、半永久的に使用する事ができますが、電気を溜めておくことはできません。
太陽電池の一つ一つの最小単位のことを「セル」と言います。
セルが集まると「モジュール」になります。
モジュールはいわゆる、太陽光パネルのことを指します。
FIT制度とは、固定価格買取制度の略で、太陽光発電で発電した電力を電力会社が一定の期間、固定された価格で買い取る制度です。
・売電収入を得ることができる
・停電しても電気を使うことができる
・電気代の節約に繋がる
・二酸化炭素の排出がなく、環境に優しいなどが挙げられます。
太陽光発電で生み出した電力を、ご家庭で使用し、余った場合に電力会社に売ることで、売電収入を得ることができます。
蓄電池を導入しているご家庭は、蓄電池に充電しておいて、後から使うこともできます。
経済産業省資源エネルギー庁によると、2024年の売電価格は1kWhあたり16円です。
売電価格は年々下がっており、2025年は15円に下がるとされています。
よって太陽光発電の導入を悩まれている方は、早めの導入をおすすめします。
2024年時点では、FIT終了者向けの買取価格は1kWhあたり9.5円から11円となっており、FIT後の売電収入はやや減少する可能性があります。
FIT後は、電力会社や新電力会社と契約を結び直すことで、引き続き売電が可能になります。
FIT期間後、売電価格が低下してしまっても、蓄電池を導入していれば、自家消費に回す事ができるのでメリットは大きくなります。
FIT期間中に蓄電池を導入することで、売電価格にも差が生まれます。
具体例:太陽光発電5.0kWh(南面設置)
関西電力 従量電灯A 電気代15,000円の場合
太陽光発電のみの導入 | 10.0kWhの蓄電池を導入する場合 | |
---|---|---|
売電価格(年間) | 約61,000円 | 約96,000円 |
上の表から分かるように、蓄電池を導入することで売電価格も高くなっている事がわかります。
太陽光発電で生み出された電力を、ご家庭に使う電力に変換する為の装置です。
詳しく説明すると、太陽光発電で得られる電力は直流電力ですが、一般家庭で使用される電力は交流電力です。
つまり、太陽光発電から得た電力を使うには、この電力を交流電力に変換する必要があります。
約10〜15年に一度交換する必要があります。
寿命の見分け方として、
・急激な発電量の低下
・エラーコードの表示
・パワーコンディショナの画面が消えたりするなどが挙げられます
太陽光発電だけの導入では、補助金を利用することができません。
FIT制度が終了した時のことを考えて、先に蓄電池も導入しておくことで、設置工事費用が安くなりお得に導入できます
ほとんどの現行の蓄電池は、ほとんどの太陽光発電システムと組み合わせて使用できるように設計されています。
特に、蓄電効率が優れているハイブリッド型は、太陽光発電システムと同時に導入するのにおすすめです。
ただし、一部の蓄電池は特定の太陽光発電システムとの組み合わせができない場合もあるため、事前に確認する必要があります。
また、同じメーカーの製品を選ぶと、より長期間の保証が受けられるため、安心感があります。
・設置場所が正しいか
・屋根の形に合っているか
・屋根がパネルの重さに耐えられるか
・安全性は大丈夫かなどが挙げられます。
シュミレーション→現地調査→見積もり(契約)→申請→動作確認→運用開始
このような流れになっています。
住まいるエコ本舗では、様々なランキングから、以下のメーカーをおすすめしています。
・ネクストエナジー
・エクソル
・カナディアンソーラー
売電価格は下がっていますが、その分設置にかかる費用も下がっています。
電気代の高騰は今後も続くとされているので、今から設置しても十分なメリットがあります。
太陽光パネルの寿命は一般的には20〜30年程度と言われています。
定期的なメンテナンスを行うことで、30年以上使用されている方もいらっしゃいます。
切妻屋根が一番適しているといえます。
ですがどのお屋根でも、屋根の形にあった太陽光パネルを選び、正しく設置することで十分に発電することができます。
太陽光パネルの1kWあたり約10㎡以上の屋根面積が必要になるとされています。
住まいるエコ本舗では10畳程度(約18.2㎡)以上の屋根の広さをおすすめしております。
例えば、3kWの太陽光パネルを載せるとなると、30㎡以上、5kWだと50㎡以上の屋根面積が必要となります。
海岸から500m以内の地域には基本的に設置できません。
塩害地域に対応したタイプの製品も出ている為、一度業者に確認しましょう。
太陽光パネルは25度の出力を基準としており、真夏は気温が高く、パネルの温度は70℃を超えることもあります。
そうなると、出力が下がってしまいます。
なので、夏よりも春から初夏にかけての方が、日差しもあってパネルの温度も適度なため、発電量が安定して多くなります。
昼間の太陽がたくさん当たっている時に比べると陰になった時の発電量は、減ってしまいます。
ですが、影の影響にも強い太陽光発電もありますのでご相談ください。
太陽光パネルは十分な日射量を得ることができなければ、発電量も下がってしまいます。
曇りや雨の場合、なかなか十分な発電量を確保することは難しくなりますが、そこそこ明るければ発電するパネルもございますので
事前に業者にシミュレーションを行なってもらい、確認しておきましょう。
シミュレーションを行うことで、太陽光発電を導入した場合に、年間でどれほどの電気を作ることができるかがわかります。
太陽光発電導入にかかる初期費用が、どれほど回収できるかなども確認することができます。
住まいるエコ本舗でもシミュレーションを行なっております。
太陽光発電は、定期的なメンテナンスを行うことで、10年、20年と長期間稼働し続けられます。
さらにモニターによる発電量の確認などをこまめに行うことで、故障にいち早く気づく事ができます。
メンテナンスに費用がかかってしまうのではないか、と心配な方もいらっしゃるかと思いますが、住まいるエコ本舗では、2〜3年以内のサイクルで無料でメンテナンスを継続して行なっています。
太陽光発電は太陽光エネルギーを利用するため、停電時でも一定の条件内で発電し、ご家庭で電気を使うことができます。
ガスの復旧には1ヶ月以上かかるのに対し、電気の復旧は比較的早く、東日本大震災時は約1週間で8割が復旧したとされています。
太陽光発電の後悔しない選び方
①太陽光発電の知識をつける
②太陽光発電のデメリットも理解しておく
③複数の企業から見積もりを取る
④自宅にあったメーカーを選ぶ
この4点を抑えておきましょう。
ざっくりとした目安では、1kWの太陽光パネルから、1年間でだいたい1000kWhの電気を作ることができます。
通常、1日に2.5〜3.8kWhくらい、1ヶ月だと80〜120kWhくらいが目安だとされています。
・屋根に設置するよりも導入するハードルが低い
・住宅のデザインと合わせることができる
・土地の有効活用ができる
・災害対策になる
・売電収入で初期費用を回収できるなどが挙げられます。
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