今回は、ハウスメーカーの大和ハウスが提供する太陽光発電システムの相場価格や特徴についてご紹介します。
皆さん、お家を建てるときは大和ハウスや積水ハウスなどのハウスメーカーで建てるという方は多くいらっしゃると思います。
大和ハウスで注文住宅を建てるとき、約96%の人が太陽光発電を設置しています。ほとんどの人が付けているってことですよね。
これは、一般的な街の工務店とは異なりセールスに特化した人員が顧客対応を行い、太陽光発電を組み合わせやすい住宅で販売しているので、設置割合が高いという理由も考えられます。
では、本当にハウスメーカーで太陽光パネルや蓄電池を付けたほうがお得なのか?
これからお家を建てられる方やハウスメーカーで家は建てたけど、太陽光パネルはこれからという方も少し考えてみましょう。
目次
大和ハウスが取り扱っているメーカー
大和ハウスは太陽光発電に関してはパナソニック、シャープ、ソーラーフロンティア。蓄電池に関してはエリーパワーといったメーカーの蓄電池システムを導入しています。
これらのメーカーは誰でも1度は聞いたことがあるくらい有名なメーカーですよね。
蓄電池に標準採用されているエリーパワーというメーカーは初めて聞くという方もいるかもしれません。
エリーパワーに関しては後ほど触れますが、他のメーカーは有名なので性能面では安心できると思います。
価格は安くはないですが、有名メーカーなので、まぁこのくらいが相場の値段なのかなって思いますよね。
まず性能に関してざっくりまとめてみました。
大和ハウスが取り扱う太陽光パネル
・パナソニック&シャープ&ソーラーフロンティア
パナソニック
「HIT」や「MODULUS」という高性能パネル。変換効率が高く発電量が多い。台形やハーフ型のパネルもあるので複雑な屋根にも対応できます。
シャープ
常時6種類ほどのパネルを取り揃えており、切妻屋根から片流れ、寄棟屋根までいろんなタイプのお屋根に対応できる種類があります。ブラックソーラーという商品は人気商品で、部材を黒で統一しているので屋根に溶け込んでいるような印象で設置が出来ます。
ソーラーフロンティア
ソーラーフロンティアは昭和シェル石油株式会社の100%子会社です。お値段は3社の中では1番安く設置できます。ただ、パネルが重かったり、3社の中で同じ4kwのパネルを設置する場合、設置するために必要な面積が1番多く必要になってきます。
大和ハウスが扱う蓄電池
・エリーパワー
エリーパワーは、2006年に慶応義塾大学の研究室メンバーで設立された日本の会社です。ハイブリッド型蓄電池で全負荷・特定負荷が選べて、停電時は最大5.5kW出力で停電時も安心です。
大和ハウスで設置した場合の価格は?
では大和ハウスで設置した場合、費用はいくらくらいかかるのでしょうか。
専門店で購入した場合の販売価格と比較してみます。
・大和ハウスで太陽光発電を設置した場合
1kwあたり約30万~50万円の費用が必要。
4人家族の一般家庭のお家で考えると約6kw=180万〜300万円くらい。
仮に見積もり書で太陽光発電の費用項目が安く書かれていても、他の見積もり項目に加算している場合もあるので、よほど詳しくないと値段の判断は難しいです。
・専門会社で太陽光発電を設置した場合
1kwあたり約20万〜30万円の費用が必要。
4人家族の一般家庭のお家で考えると約6kw=120万〜180万円くらい。
・大和ハウスで蓄電池を設置した場合
蓄電池はエリーパワーという会社の蓄電池を標準採用していますので、エリーパワーPOWER iE5 GRID(5.4kwh)の場合は約150万円の費用が必要です。
・専門会社で蓄電池を設置した場合
専門会社の場合、エリーパワーの蓄電池を取り扱っている会社は少ないと思いますので、他の蓄電池を提案されると思います。
これはエリーパワーが悪いという訳ではなく、他メーカーでも性能が高くコスパに優れた商品があるからです。ちなみにDMMエナジーが提供しているLUNA2000 シリーズの5kwhの蓄電池の場合は約120万円で設置ができます。
専門会社で設置したほうが値段的には安く設置ができますが、性能や保証内容の違いもありますので、比較して検討されることをおすすめします。
では、ハウスメーカーと専門家会社では何が違うのでしょう?
ハウスメーカーと太陽光発電専門会社の違い
- 取り扱いメーカーは専門会社の方が多い
- 価格は専門会社の方が安い
- ハウスメーカーの場合、家を建てるときに設置すると見映えが綺麗な「屋根一体型ソーラー」を設置できる
ハウスメーカーと太陽光発電専門会社の違い
まず、取り扱いメーカーは専門会社の方が圧倒的に多いです。
太陽光発電や蓄電池のメーカーは国内外に20社以上もあり、価格や性能はそれぞれ違います。
ハウスメーカーの場合は2〜3社からの取引先メーカーから仕入れていますので種類は限定的です。
ただ、家を建てるときに設置する場合は「屋根一体型ソーラー」で設置が出来ますので、見映えが綺麗です。
ちょっと嫌なとこが、一体型だと不動産の一部とみなされて太陽光発電の費用にも固定資産税が発生するんです。
一体型じゃなければ固定資産税は発生しません。
ハウスメーカーの住宅にパネルを専門会社で取り付けた場合の保証は?
この場合、ハウスメーカーの屋根の保証は消失します。
専門会社に保証が移行するという形になるのですが、保証内容は会社によって違ったりしますので、屋根はどこまで保証されるのかを、ちゃんと確認して比較検討しましょう。
大和ハウスなどのハウスメーカーを選ぶメリット
大和ハウスの場合、雨漏り保証期間が長い
大和ハウスが提供している太陽光発電の保証は、設置するパネルメーカーの保証内容に加えて、30年以上の雨漏り保証が追加で保証されます。これは住宅を購入するときに太陽光パネルをセットで導入した場合に限りますが、有料で保証期間を最大60年まで延長することも出来るのです。
ただし、これは屋根に対しての保証なので太陽光パネルの保証は、他のメーカーでも施工保証や自然災害補償が付けられますので、専門家会社で設置した場合も同じです。
支払いの1本化
専門会社で太陽光発電を設置した場合、住宅ローンとは別の太陽光発電のローンも組むことになります。
ハウスメーカーで設置した場合には家の費用と共にローンを組めるので支払いの一本化ができます。何かいろんなとこにローンを組むのって嫌だなぁって方は1本化出来たほうが簡潔ですよね。
有名メーカーだから安心
大和ハウスや大和ハウスなど大手は、さすがに倒産というのはあまりイメージできないですよね。
100%倒産しないとは言い切れませんが、専門家会社と比べると資本金や規模は大きいので会社自体の倒産リスクはハウスメーカーのほうが低いです。
大和ハウスなどのハウスメーカーを選ぶデメリット
ハウスメーカーは価格が高い
これは、専門会社である当社の場合、余計な諸経費をかけておらずコストカットをしていますので、管理費や諸経費が多いメーカーでは実現できない金額で販売しています。
また相見積もりをして値段を比較検討されることをおすすめします。
・設置後のメンテナンス料金
太陽光発電は設置後も必ずメンテナンスが必要なので、ハウスメーカーの場合、メンテナンス料金が必要になってきます。
これは専門会社でも発生する会社もあるのですが、当社の場合は地域のお客様に信頼してもらえるように、永年無料でメンテナンスさせて頂いております。
安くて安心!住まいるエコ本舗で電気代削減
今回は大和ハウスの太陽光発電と蓄電池、専門会社との違いについてお話させて頂きました。
費用を抑えたいなら専門会社に頼んだほうが良いという結論ですが、屋根保証の点や会社自体をしっかりと調べたうえで設置をお願いしましょう。
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監修:難波博司
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